「ペットフードは、○○ではない」

2017年04月3日

猫のごはん

猫好きの皆さまこんにちは、
ペットフードエキスパートの菊地将也です。

今回は、僕が一番皆様にお伝えしたいことを書き記そうと思います。
若干内容は重めですが、是非知っておいてほしい事ですので、御覧くださいm(_ _)m

今まで沢山の愛犬家、愛猫家の方々に勉強会やセミナーなどでお会いしてきましたが、
この事だけは、どの講演でも一番にお話しさせていただいいてきました。

それは、「ペットフードは食品ではない」ということです。

「ペットフードなんだから、当たり前じゃないか？」と思う方もいると思いますが…
僕は、最初これを知った時、自分の愛犬や愛猫に与えるものが「食品基準」で作られていないと知って、心底驚きました。

自分の愛犬、愛猫が食べるものが食品ではないのです。

まず、これは法律からも読み取ることができます。
人間の食品は、『食品衛生法』で厳格に取り締まりが行われています。
そして、ペットフードは、『ペットフード安全法』で取り締まられています。

添加物や農薬、汚染物質なども、これらの法律に従って含有量の規制が定められています。
皆さんにも馴染みの深い『添加物』を例にあげてみると、

ペットフード安全法では、
・エトキシキン
・ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)
・ジブチルヒドロキシアニソール(BHA)
・亜硝酸ナトリウム
・プロピレングリコール
の５種類『のみ』が含有量を規制されています。

一方、食品衛生法では、
指定添加物だけで４３２種類、既存添加物で３６５種類、天然香料で約６００種類、
一般飲食物添加物で約１００種類、合計約１５００種類もの添加物が規制されています。

ペットフードは５種類、
食品が１５００種類です。
まさに、桁違いではないでしょうか…

原料もまた食品基準ではなく、
人間の不可食部位や、直接食用に出来ない脂肪など、
そういったものを『レンダリング』という加工を施して使用する事が認められています。

是非、気になった方は『レンダリング　ペットフード』などで検索してみてください。
先に言っておきますね、閲覧注意です。
心してご覧ください。

これが、ペットフードの現状です。
皆さん、これでも「ペットフードなんだから当たり前」だと思いますか？

僕はそう思えなかったんです。

犬も猫も、大切な家族の一員だと思っています。
出来る限り安全なごはんを選び、
安心できる食生活を送らせてあげたいと思っています。

きっと、それぞれ皆さまにもお考えはあると思いますが、是非ともご自宅の猫ちゃんに、安心して与えることが出来るものを選んでほしいと思います。
猫は話すことが出来ません。
我々は、猫の考えを完璧に理解することは出来ません。
しかし、少しでも猫と対等に在りたいと思うことは『愛』だと思います。
あなた自身の持つ、最大限の愛情を猫さんに与えてあげてくださいね。

最後に、猫を愛した偉人の言葉をお送りいたします。

「猫の愛より偉大なギフトがあろうか」

イギリスのビクトリア朝時代を代表する小説家、チャールズ・ディケンズの言葉です。
読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

追伸

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